今年の8月に書かれたものです。

こちらを見た当時、無認可施設向けにNIPTの検査をしている検査会社がある意味相対する学会に入会することってできるのかな?と大変疑問に感じていました。ご存じの方も多いかもしれませんがこの検査会社は関連施設でNIPTを展開されているところです。
約4ヶ月が経ち、ボクも忘れかけていましたが、昨日Twitterでその結果を知りました。
発信されたのはやはりあの先生

発信者は無認可施設としてNIPTをされている神宮外苑ミネルバクリニックの仲田洋美先生です。
仲田先生は既に遺伝専門医でいらっしゃるので、そうした学会の中の事情にも大変お詳しいのでしょうか。
そもそも学会に入会するには、
入会の申込みには本学会の評議員 1 名による推薦が必要です。
と書かれてありますから、こちらの検査会社も評議員の推薦状をつけて申請されたようですね。
但し一方で学会のHPにはこのようにも書かれています。
なお、定款6条第1項に則り、ご入会の際に理事会の審査をいたします。
第6条 正会員又は学生会員になろうとする者は、入会申込の諸事項を明記して評議員1名から推薦の署名と捺印を受けた規定の書式を提出し、理事会での承認を受け、当学会から入会許可の通知発送日付から14日以内に当該年度の会費納付が学会側で確認されていなければならない。
評議員の推薦状をつけて申請すれば全て通るということでは無くあくまでも理事会の承認が必要
と書かれてありますね。ということは、「理事会が承認しなかった」ということですね。
評議員もおしりペンペンされたとは
先程の仲田先生のTwitterには「推薦した評議員も折りしペンペンされた」と書かれてありましたがどういうことなのでしょうか。内情まで深く知ることはできませんがこの評議員は理事会から怒られた?
ということは想像できます。
ではなぜ、評議員は怒られるのか。
これも想像ですが、NIPTにおいて人類遺伝学会は
母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)に関する新指針(案)に関する日本人類遺伝学会の意見表明
というものをされています。この中には
検査の手技自体は簡便であるが故になおさらのこと、事前に検査およびその結果の重要
性を十分理解し、母体、胎児、ならびに家族が適切な方針をとることができるよう、産
婦人科、小児科、臨床遺伝、それぞれの専門家による、正確できめ細かい説明と遺伝カ
ウンセリングが提供される必要があると考えます。また、検査結果が判明した際には、
家族のいかなる選択に対しても十分に説明、支援ができる体制がとられていなければな
りません。
と学会としての考え方を表明している中で、無認可施設がいかに評議員の推薦があろうとも
学会の考え方と違う方の入会は認めない。ということではないでしょうか。
その点で言えば、この推薦した評議員さんも脇が甘かったというか、何というか・・・
仲田先生のTwitterには続きが


そう、一方で仲田先生は遺伝専門医なのに何で無認可施設でNIPTやっているのに遺伝学会から
何も言われないのか。上記のTwitter画像がその質問に答えているのでは無いかと思います。
要は、無認可施設を一括りにされているかもしれないが、ウチはよそとは違うということではと
推測できます。ボクも今まで少し感じていた疑問が解消されました。中身が違うということですね。
まとめ
認可だから安心、無認可だからダメとは一概には言えない。とこれまでもこちらでは書かせて戴いてきました。認可なら飲食のチェーン店のようにどこに行っても同じというわけではありませんし、病院によっては医師が出てこないでカウンセラー任せなんてところもありますので、やはり良く調べた上で選択することが必要です。
一方で無認可施設だから一律で選択肢に入れてはいけないかというとそうとも言えません。確かに昨今の報道などで、カウンセリングがないとかアフターフォローが足りていないなどで妊婦さんが混乱してしまうなどと言われていますが、今回のように無認可施設の中にもしっかり専門性を持って、認可施設にも劣らない、若しくはそれ以上のNIPTを提供している無認可施設もあるということは是非知って頂きたいところです。
ボクは医者でもなければ医療従事者でもありません。ですので内から何かを変えることは当然ですが
できません。なので外から、せめてこれからNIPTを考える方達には正しい選択をして欲しいと思い
本サイトやコラムを書いています。
これからもNIPTの知識の共有だけでなく、有益な情報をお届けできればと思います。
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