ヒロクリニックのNIPTに感じる矛盾とは(微小欠失編)

NIPTヒロクリニック
ヒロクリニックのNIPTに感じる矛盾とは
東京(関東の)NIPTについて調べているNIPT調査隊です。
今回は東京以外にも手広く展開されているNIPT大手のヒロクリニックのHP掲載内容についてあらためて調査致しました。必見です。

医療機関としてのあり方を問う
NIPT(出生前診断)はどこで検査を受けても自由診療となります。だからこそ、金額も違えば内容も違ってきます。医療機関だからといって盲目的に信頼することは避けましょう。

ということで、前に書いたブログをもとに一つの確信に迫ってみたいと思います。
【前回記事はこちら】
ヒロクリニックの全領域微小欠失・重複検査で感じた違和感

以前のブログの中でミネルバクリニックのNIPT(出生前診断)メニューを考察するというタイトルの内容の中で冒頭にミネルバクリニックのHPの抜粋があるのですが、その中で以下のように明記されています。

NIPT

「イルミナのNIPT(出生前診断)は7Mb以下の大きさの微小欠失を検出する力が弱いことが他社から指摘されており、懸念されておりましたので、より正確な第2・3世代を導入致しました。当院でもイルミナのNIPTを扱っていた時代に22q11.2(欠失サイズ1.5Mb~3Mb)で偽陰性が出ています。」

つまり、ミネルバクリニックではイルミナ(第一世代)のNIPT検査では微小欠失は検出できないから最新の第二世代・第三世代のNIPT検査を導入したということです。

【前回記事はこちら】
【NIPT】徹底検証 ミネルバクリニックのメニューを考察する

ヒロクリニックのNIPT(出生前診断)はイルミナ

NIPT
null

一方、ヒロクリニックのHPでは「NIPT検査でわかる疾患、項目」という内容で、しっかりと微小欠失も項目に含まれています。
nipt.hiro-clinic.or.jp/nipt/testing/

そして、ヒロクリニックのHPの一番下にしっかりと株式会社Human Investor、イルミナ株式会社と記載があります。株式会社Human Investorはヒロクリニックの資本で、東京衛生検査所を運営しています。東京衛生検査所で使っている検査機器がイルミナ社の機器になります。
そうなんです。ヒロクリニックの検査はイルミナなんです。

イルミナ社のVeriseq2(検査機器)の微小欠失についての疑問|ヒロクリニック

いつものようにNIPT関連のサイトパトロールをしていた所、思わぬブログに遭遇しました。ミネルバクリニックの仲田院長のオフィシャルブログです。タイトルは「イルミナ社のVeriseq2の微小欠失についての疑問|ヒロクリニック」というものです。

NIPT微小欠失

minerva-clinic.or.jp/blog/questions-about-illuminas-veriseq2-microdeletions/
このブログの中で、ミネルバクリニックは
海外の検査会社を通して、イルミナの本社から回答をもらっているのです。
「現状では微小欠失症候群は検査できない」と。

そして、ヒロクリニックと同じくイルミナを採用している平石クリニックは微小欠失については海外で検査しているということも確認しています。

7Mb以上のすべての常染色体と、イルミナ社のHPにも書かれてました。
7Mbだと22q11.2は欠失サイズ1.5Mb~3Mbなので、検出できないのです。

www.illumina.com/products/by-type/ivd-products/veriseq-nipt.html
NIPT

イルミナ社のNIPT(出生前診断)の限界

しかし、NIPT(出生前診断)大手のヒロクリニックではHPで「NIPT検査で分かる疾患、項目について」の一つとして22q11.2(欠失サイズ1.5Mb~3Mb)を取り上げています。ここまで堂々と掲載されていると信じてしまう人も多いと思われます。
【前回記事はこちら】
ヒロクリニックの全領域微小欠失・重複検査で感じた違和感
NIPT

わかりやすく例えると、網の目一つが7Mbという大きさのザルがあったとします。7Mb以上の大きさの場合はザルに引っかかる(検出される)。しかし、7Mb以下の大きさのものはザルの目をすり抜けていきます(検出されない)。検出されない=陰性と判定されます。もしも、ヒロクリニックでNIPTを検査して「すべて陰性です」と言われて安心できるでしょうか。

せっかく、NIPT検査をしても出産までずっと不安を抱えるなんて耐えられますか。
もし、微小欠失症候群の赤ちゃんを出産しても、ヒロクリニックでは「偽陰性でした」と言うつもりなのでしょうか。
以前にも申し上げましたが、『NIPTはどこで受けても同じ』という時代は既に終わってます。ヒロクリニックのように価格に徹底的にフォーカスするところ、自前で羊水検査を提供するところ、 ミネルバクリニックのように他には真似できない検査内容を提供するところなど、いろいろ出てきています。
NIPT+αの付加価値は皆さんそれぞれ違うと思います。是非見比べて検討して見て下さいね。

これからもより良い選択へのご参考として頂けますよう今後もこのまとめサイトをで情報更新して来たいと思います。ではまた次回。

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