葉酸とは?いつからどうやってとったらいいの?【医師監修】


As your baby grow up より

葉酸とは?妊活・妊娠中の人に葉酸が必要な理由

妊娠初期は、あかちゃんの細胞分裂が非常に活発に行われます。
妊娠直後の時期に葉酸が足らないと二分脊椎症などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高まります。
葉酸は赤血球の形成や赤ちゃんの正常な発育に必要なビタミンB群の一種として広く知られており、このような新生児障害のリスクを減らすために重要な役割を持つ栄養素だと考えられています。

二分脊椎とは?

胎児期に神経溝の左右が盛り上がって癒合して神経管という管になり、管の両端(頸側と腰側)が閉じて完成するのですが、それが閉じることができなくて脊髄や脊椎の癒合不全が起こってしまった状態です。
あかちゃんが生まれた時に背中の皮膚が欠損していたり、生後24時間以内に閉鎖するための手術を緊急で要する開放性脊髄髄膜瘤と、皮膚欠損がない脊髄脂肪腫の2種類があります。

二分脊椎の症状

1.運動麻痺
2.知覚麻痺
3.水頭症:脳せき髄液が増えて脳室が大きくなること。

出典:https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E8%84%B3%E5%AE%A4

脳には脳室と呼ばれる空洞があり、この中にある脈絡叢(みゃくらくそう)という部分から脳と脊髄の表面を循環している脳脊髄液(髄液)という無色透明な液体が作り出されています。脳を豆腐、脳脊髄液を豆腐の周囲の水、頭蓋骨をパッケージと理解すると一番わかりやすいです。脈絡叢で作られた脳脊髄液は吸収されて排出され量は一定に保たれています。
水頭症は、この脳脊髄液の循環障害により、脳室が広がった状態をいい、脳室に脳脊髄液がたまることで頭蓋骨の内面に大脳を押しつけるような形になり、脳神経に障害を引き起こすのです。
4.膀胱直腸障害:便や尿の排泄がうまくできない。

に対し小児科、脳神経外科、泌尿器科、整形外科、リハビリテーション科など多数の科がかかわる必要があります。麻痺の程度は、全く歩けない子から、走ったりでき、ほとんど支障のない子までさまざまです。

プレママのための葉酸

いつから?

妊娠初期に必要な栄養素なので、妊娠を考えている場合は常に接種を心がけましょう。

妊婦と葉酸

不足すると貧血に

葉酸は血液のなかの赤血球を作るのに必要なので、足らないと貧血になります。

高血圧と動脈硬化に効果がある

ビタミンB群の葉酸に脳卒中の一次予防効果があることが、約2万人の高血圧患者を対象に中国で実施されたランダム化比較試験で明らかになっています。1日0.8mgの葉酸を降圧薬に併用した群で、降圧薬のみの群より脳卒中発症が2割減少しました。若い妊娠希望世代にはあまり関係ないかもしれませんが。

精神の安定に大事

うつ病患者の4人に1人が葉酸不足で、和食を積極的にとることで改善することが知られています。

葉酸ってどうやってとればいいの?

葉酸が含まれる野菜

100gあたり
えだまめ:320㎍(ゆで:260㎍)
モロヘイヤ:250㎍(ゆで:67㎍)
干し椎茸:240㎍(ゆで:44㎍)
パセリ:220㎍
ほうれん草:210㎍(ゆで:110㎍)
アスパラガス:190㎍(ゆで:180㎍)

葉酸は熱に弱い水溶性ビタミンのため、ゆでると葉酸量が減っていることがわかります。特にモロヘイヤ、干し椎茸はゆでると葉酸量が激減します。こういった食材を調理する際は、葉酸が水に溶けてなくならないよう、ラップに包んで電子レンジで調理のほうがおすすめですね。

葉酸が多い海藻

100gあたり
焼きのり:1,900㎍
味付けのり:1,600㎍
わかめ(乾燥):440㎍
青のり(乾燥):260㎍
昆布(乾燥):170㎍
ひじき(乾燥):84㎍

焼きのりや味付けのりは100gあたりの葉酸量がとても多いですね。

葉酸の多い豆

100gあたり
きなこ:250㎍
大豆(乾燥):230㎍
小豆(乾燥):130㎍
納豆:120㎍
そら豆:120㎍
豆乳:28㎍

きなこと大豆が特に葉酸を多いですね。
牛乳にきなこ入れて飲んだらおいしそうですね。

葉酸の多い果物

100gあたり
ライチ:100㎍
イチゴ:90㎍
アボカド:84㎍
マンゴ:84㎍
パパイヤ:44㎍
サクランボ:38㎍

葉酸の多い魚

100gあたり
うなぎ(肝):380㎍
たたみいわし:300㎍
あん肝:88㎍
煮干し:74㎍
めざし:34㎍
いかなご:29㎍

ウナギ、おいしいですが、高いですね。

葉酸の多い肉や卵

100gあたり
鶏レバー:1,300㎍
牛レバー:1,000㎍
豚レバー:810㎍
フォアグラ:220㎍
ピータン:63㎍
鶏ハツ:43㎍

サプリメント

手軽で確実にとれるサプリメントもおすすめです。

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以上、今回もボクがお勉強した内容を書いてみました!

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医学的な内容を発信するので、仕事でお付き合いのあるお医者さんたちに内容に誤りがないかレビューしてもらうことにしました。

このサイトの医学的内容の監修ドクター
外科専門医 DAIGO 先生
防衛医科大学医学部卒業、防衛医科大学校病院、自衛隊中央病院、各自衛隊基地の医務官を経て外科専門医を取得。専門は一般外科・総合診療。
救急診療医 JOHN 先生
東邦大学医学部卒業、同大学付属分院にて救急診療に従事。

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