赤ちゃんが欲しい!でも妊娠前に気をつけたいこと【一般事項編】【医師監修】

赤ちゃんが欲しい!でも妊娠前に気をつけたいこと【一般事項編】【医師監修】

妊娠する前に気を付けることとは?

赤ちゃんが欲しい場合、妊娠前の生活で何を気をつけるべきことがたくさんあります!!
たとえば、妊娠してから「あのとき酔っぱらってたけどどうなのかな??」と不安になっちゃうより
妊娠前から気を付けること、したほうがいいことをしり、妊娠しても慌てないようにすることをお勧めします!

ストレスフリーな規則正しい生活

ストレスで妊娠しにくくなる?

不安や緊張で排卵が止まってしまうのはあることです。
生理不順や無月経とストレスは密接な関係があり、ストレスが大きいと排卵や生理が止まってしまうことがあります。
女性だけでなく、男性側もストレスが多い場合には勃起力や精子を作る能力がおちたり射精しにくくなるといわれています。

なぜ排卵や生理が止まるの?

月経をコントロールする女性ホルモンを分泌しているのは脳の視床下部と下垂体という場所です。
この部位はストレスの影響を強く受けてしまう場所なんです。だから、ストレスが強くなると月経周期が乱れたり止まったりということが起こります。
無排卵は不妊の原因となります。卵巣が働かない期間が長くなると、治療に反応しにくくなります。
生理不順や無月経が続く場合は、早めに婦人科や不妊外来を受診しましょう。

妊娠後のストレスがお腹の赤ちゃんに与える影響とは?

日常生活の中で一時的に感じるストレスは赤ちゃんへの影響もたいしたものではありません。

慢性的、大きなストレスだと赤ちゃんへの影響もあります。

早産の確率が高くなる

ストレスは血管を収縮させて血液の流れが悪くなります。あかちゃんはおかあさんの子宮の血液から栄養や酸素をもらっていますが、お母さんのストレスで子宮が収縮したり血流が悪くなったりしてて栄養や酸素不足になる結果、発育不全による早産や低体重発育の確率が高くなるとされています。

流産のリスクが増える

お母さんのストレスで子宮が収縮したり血流が悪くなったりしてて栄養や酸素不足になる結果、流産のリスクも増大します。

赤ちゃんが情緒不安定になる

おかあさんが慢性的なストレスを感じていると、ストレスホルモンである「コルチゾール」という副腎皮質ホルモンがで多く分泌されて胎盤を通じて赤ちゃんに届きます。コルチゾールは神経系の発達に影響を与えるため生まれてきた赤ちゃんが情緒不安定やうつ、ADHD(注意欠陥障害)になることが知られています。

タバコはダメ!

妊娠中だけでなく、妊娠を計画する時期から禁煙しましょう。

タバコには、一酸化炭素、ニコチン、タールなどの有害物質が含まれています。
ニコチンは、血管を収縮させて胎盤の血流が悪くなる可能性があります。
一酸化炭素は血液のヘモグロビンという酸素を運搬する赤血球の色素と非常に強く結びつくため、ヘモグロビンが酸素と結びつけなくなり、あかちゃんの低酸素を招く可能性があります。
喫煙をすると自然流産や早産、周産期(妊娠22週以降から出生後1週間まで)死亡、低出生体重(体重が2500g未満でうまれる)のリスクが高くなると言われています。

また、タバコの有害物質があかちゃんの低酸素、栄養失調、DNAの損傷などをおこすことで赤ちゃんの口唇裂及び口蓋裂、先天性心疾患、手足の欠損、腹壁破裂などの先天異常響をおこす可能性が指摘されています。

妊娠前からの禁煙がおすすめですし、最悪、妊娠が発覚した時点から禁煙をすることでも妊娠経過への影響を軽減させることができます。

お酒も控えましょう

妊娠中の飲酒は胎児の身体的問題、行動・学習障害などの影響を及ぼす可能性があるとされています。
しかし、お酒の量と胎児に影響の相関関係は現在までの研究では明らかになっていません。(倫理的な問題があり、臨床研究が困難と考えられます。)

アルコール摂取が原因であかちゃんに出る障害を胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASDs)と呼び、日本ではFASDsの発生頻度は1〜2万人に1人と考えられています。

妊娠初期であかちゃんの器官が形成される時期(器官形成期)では、特徴的な顔貌や心臓などの形態異常が生じます。
妊娠中期以降では、胎児の発育が悪かったり、知的障害や行動障害などの神経発達に影響があるようですので、妊娠期間のすべてにわたり飲酒は勧められません。

積極的に摂取すべき栄養とは?

みなさん、葉酸って聞いたことありますか?
ビタミンの一つで、水溶性のビタミンなので、たくさんとっても尿にとけて出ていくため、毎日ちゃんと取らないといけません。
要するに、体の中に貯蓄できないビタミンなんです。水溶性ビタミンって。
これは、赤血球を作る働きに必要なので、当然不足すると貧血を生じます。
実は。
あかちゃん細胞分裂が非常に活発な妊娠初期(4週~12週)に葉酸が不足すると、特に、「二分脊椎症」などの神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることが報告されています。
神経管については
nipt-matome.com/2020/06/06/how-babies-grow-in-uterus01/
こちらの5週目の説明イラストを見てください。
神経管の閉鎖は妊娠6週末で完成します。
妊娠反応がでるのははやくて4週、大体5週からですから、妊娠がわかってから葉酸を摂取をするよりも妊娠前からしっかりとることをお勧めします。
葉酸は、緑黄色野菜、納豆、あずき、果物などに多く含まれていますが、熱に弱く水溶性のビタミンであるため調理によって失われます。
摂取の推奨量である0.4mgは妊娠する前の2倍近い量なので、食事だけでは十分な量の摂取が難しい場合があります。
食事に加えて、サプリメントでの摂取もよいでしょう。

葉酸についてはこちらでまとめてありますのでご覧ください。

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以上、今回もボクがお勉強した内容を書いてみました!

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医学的な内容を発信するので、仕事でお付き合いのあるお医者さんたちに内容に誤りがないかレビューしてもらうことにしました。

このサイトの医学的内容の監修ドクター
外科専門医 DAIGO 先生
防衛医科大学医学部卒業、防衛医科大学校病院、自衛隊中央病院、各自衛隊基地の医務官を経て外科専門医を取得。専門は一般外科・総合診療。
救急診療医 JOHN 先生
東邦大学医学部卒業、同大学付属分院にて救急診療に従事。

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